「家に帰りたい」
「通院回数を減らしたい」の想いを
「きず」の専門医が支援します

院長紹介

ご挨拶

当院は、在宅診療においても形成外科的な観点からの診察を行う予定です。これは岡山県内で初めての試みになります。血行が悪くなって足の一部が壊死したり、長時間同じ姿勢でいることで皮膚や筋肉に圧力がかかり、きずができて治らない状態を慢性創傷といいます。糖尿病や血管が詰まって足の血流が悪くなる病気などの合併症を持つ患者さんにとって、治らないきずがあることで生活の質の低下や日常生活の困難さにつながります。

また、終末期の患者さんにとっては、床ずれや皮膚のトラブルが苦痛や感染の原因となります。このような慢性創傷を抱える患者や家族の方々に対して、訪問診療医が在宅で診療を行い、きずの治療や予防の指導だけでなく、心理的な相談にも応じます。私たちは、患者さんがきずとうまく付き合いながら最期まで自宅で安心して暮らせることを目指しています。通院が困難な方や、在宅での診療に不安を感じている方は、お気軽にご相談ください。

またきずのケアだけでなく、きずのない足のケアも行う予定です。巻き爪や陥入爪で歩行時に痛みを抱える患者や、外反母趾や外傷後、難治性潰瘍の治療後で変形した足に対して適切な装具を提案したり、簡単な局所麻酔下での手術も行います。巻き爪や陥入爪だけでなく、タコやウオノメも治療対象です。それらも歩行の改善でよくなる可能性があります。将来的には作業療法士と連携し、在宅での除圧指導や関節可動域改善の指導を行いたいと思っています。

岡山きずの訪問診療所 院長
安積 昌吾

院長のご紹介

略歴

  • 平成11年3月 淳心学院中高等学校卒業
  • 平成17年3月 岡山大学医学部医学科卒業
  • 平成19年3月 姫路赤十字病院 臨床研修修了
  • 平成19年4月 岡山労災病院 形成外科
  • 平成21年4月 岡山大学病院 形成再建外科医員
  • 平成22年4月 呉医療センター 形成外科
  • 平成25年4月 国立がん研究センター 東病院 がん専門修練医
  • 平成27年4月 岡山済生会総合病院 形成外科医長
  • 令和2年4月 岡山済生会総合病院 形成外科主任医長
  • 令和6年10月 フットケアときずの訪問診療所 開所

資格

  • 日本形成外科学会 形成外科専門医
  • 日本形成外科学会 領域指導医